●実技8(冬山雪上訓練)●
<日程>
1/24(金)21:45十日市場駅集合=(車4台)=26:30湯桧曽駅(ステビバ)
1/25(土)6:30起床7:30発=谷川岳天神平SKI場(猛吹雪にて待機後下山)
     =西黒尾根下部にてラッセル訓練=湯桧曽駅(ステビバ)
1/26(日)6:00起床7:30〜8:30雪崩講習=白毛門登山口にて、弱層テスト・
     雪面観察・ビーコン捜索・埋没者掘り起こし&搬出訓練
     12:00終了12:30〜13:00反省会(解散)

<講師>※敬称略
樺島(こだま)、宮沢(裏山)、熊谷(AC横浜)、鶴田(川崎労山)、 後藤(カモ)
<受講者>
各会19名


●写真(1) 雪洞の設営場所を決定する


 横浜線十日市場駅を30分遅れで出発し青梅経由で関越へ。
赤城高原あたりから早くも降雪で路面は真っ白となり時間がかかり、深夜2時半頃湯桧曽駅に到着した。
軽く飲んで短い仮眠に落ちる。


 翌朝予定通り天神平に向かうが冬型が残っており着いた頃も降雪状態。
これがどんどんひどくなり、視界もせいぜい50m程度の猛吹雪となる。
昼頃には・・・としばらく待つがひどくなる一方。
SKI場パトロール隊が田尻沢方面に雪崩を発生させるダイナマイトを仕掛けるということだが、雪上車も登れないようで
いつになるかわからないとのことであった。
11:30講師全員の話し合いで西黒尾根下部でラッセル訓練に切り替え
大きな目的であった「雪洞」設営はあえなく消え去り
二夜連続のステーションビバークが決まった。
天神平は積雪が金曜で330cm、この日土曜は395cmと一晩で60cm以上の新雪があった。
これでは登山行動は無理。
西黒尾根下部では積雪250cm程度。
トレースのない樹林帯の斜面をパーティごとにトップを代わりながら膝上から時として胸元までのラッセルトレーニングを行った。2時間近く登ってもせいぜい高低差100mも進まない。ラッセルの手際がまだ慣れていない人もいたが、いかに大変なアルバイトか身をもって知った人もおおかったろう。


●写真(2)→ 入り口を作る


●写真(3) 入り口から掘り進める
 各パーティごとに湯桧曽駅構内で食事と酒。
そろそろ最後の班が就寝に入ろうとした時、受講生の三枝さんが発熱、吐き気を訴える。もしものことを考え、また深夜ということもあり樺島講師が救急車を要請。高橋と宮崎が同乗し月夜野病院へ。
 点滴に3時間を要するということで高橋、宮崎を戻し樺島講師が病人を早朝未明に引き取り自宅へ帰っていった。

 二日目、天候は打って変わって無風ピーカン。
樺島講師の代役で私が全体の指揮をとることになった。
ピーカンとはいえ昨日までの新雪は相当量であり
おまけに移動性高気圧の影響か気温が5度と高い。
こんな日に騙されて山に登れば雪崩に遭うのは必至だ。
案の定、谷川本峰の南面と東面では新雪雪崩が遠目で見えた。
いつもの白毛門登山口にて弱層テスト(ハンド、コンプレッヨン)、大きなピポットを作って雪面観察、各自が持参したビーコン捜索訓練。
 また代表者に埋没体験をしてもらい、掘り起こしからヒューマンチェーンを使ったツエルト梱包まで実施した。

 雪洞設営が出来なかったことは初めての受講者には残念であったが
あのような天候状態では皆さん納得していただいたことと思う。

 


●写真(4) 西黒尾根を進むパーティ