●アルパインクライミング補講●

【日程】2003年11月9日(日)
【場所】湯河原・幕岩

 前回、三ツ峠での岩登り実技が雨天のため、十分にカリキュラムをこなせなかったので。幕岩での補講が組まれました。

●写真(1)→ 準備を終えてクライミングの体勢に入る講師と生徒たち

 高度のある岩壁が続く三ツ峠と違い、幕岩は小さなゲレンデの集合体という感じなので、マルチピッチの練習はできませんが、基本的なクライミングの技術の復習、各種クライミングデバイスの操作方法などを練習しました。



●写真(2)← トップを行く講師をビレイする生徒

 トップのビレイはけっして楽な仕事ではないので気を引き締めて行おう。トップが動きやすい範囲でロープに適度な張りを持たせよう。
 次の支点へのクリップの瞬間が最も危険な状態。相手の動きを常によく見てロープを操作しよう。



●写真(3)→ ルベルソのオートロック機能

 ペツル社の新型ビレイデバイス「ルベルソ」の使い方について学習する生徒。
 最大の特徴である「オートロック」機能についてセッティングをする。慣れないと戸惑うけれども、セカンドのビレイ方法として一番優れているので、しっかりマスターしよう。
 ちなみにコング社の「ジジ」も同様の機能を持つ。

 



●写真(4)← ロックしたルベルソの解除

 セカンドが墜落した場合、オートロック機能が働いてロープはストップするが、しかしロックされたロープを解除して流すのは容易ではない。
 その場合、ロック用カラビナにシュリンゲを通して、それを上部の支点にワンターンさせて自分のハーネスに結んで体重を利用して引っ張るとロックを解除できる。
 この時、ビレイ側ロープを自分のハーネスのビレイデバイスに通してバックアップしておくことを忘れずに。(ロックを解除したルベルソは「滑車」と同じ状態になってクライマーが再度墜落してしまうから)



●写真(5)→ リードの練習

 トップでリードクライミングの練習をする生徒。常にロープが張った状態で確保されているセカンドクライマーに比べて、トップのクライマーは落下したときの墜落距離が大きく、その分衝撃も大きい。万一でも墜落しないように登らなければならないので、非常にプレッシャーがかかる。
 もっとも危険なのは、最初の2〜3支点を取るまでの間。失敗するとグランドフォール(地面への墜落)につながるので、最初の支点づくりは慎重に。
 その他、注意すべき点は、
・クイックドロー(ヌンチャク)の逆クリップ(墜落した時にロープがカラビナのゲートにかかって開いてしまう危険あり)
・支点へのクリップミス。(最も墜落距離が大きい)

 この日も天候が心配されましたが、15時まで雨は降らず、生徒達は十分に訓練をすることができました。

■文責:鳥越@小田原ナーゲル