●入校式&机上学習1・岩登り(Rock Climbing Training1)●

【日程】2004年4月20日(火)
【場所】横浜市・県民サポートセンター】
【冒頭あいさつ】
中山理事長(みずなら山の会)
【講師】
<登山の歴史>
中山建生(みずなら山の会)
<クライミング用具>
後藤真一(カモの会)

 今年も神奈川労山・教育部の主催する『アルパイン登山リーダー養成学校』が開校されました。各会からリーダーを目指す方々が集まり、中山理事長より『登山の歴史』、後藤部長より『クライミング用具の解説』を受講されました。

 生徒のみなさん、これからの一年間、ぜひとも最後まで頑張って修了を目指して下さい!


●●● 登山の歴史(要旨)●●●

(1) 登山のルーツ
・日本では、豊作祈願、宗教的な意味合いが強かった。
・ヨーロッパでは、大航海時代などの気質に代表されるように、「未知の世界への冒険」という意味合いが強かった。

よって、スポーツとしての日本の近代登山は、海外から導入されて、その歴史は浅い。

(2) 登山とハイキングの違いとは?
・ギア(道具)を使うようになると登山(登攀)では?
・ヨーロッパでは「ここから先は危険エリア」(自己責任の世界)というロープが張ってあり、領域の違いが明確。

(3) 登山の目的とは?
・楽しむために登る
・達成感を得るために登る
・自己の向上のために登る(自己実現、自己表現)

(4) 登山のために必要なことは?
・登攀技術を習得する
・道具の使いこなしを訓練する
・レスキュー技術を身につける
・レスキューに参加するためには、体力的な余裕が必要
・体力をつける。
・負荷をかけてトレーニングを行う。

(5) 事故について
・不可抗力の事故などは皆無
・かならず原因があって結果がある
・事故後の分析と評価と再発防止についてよく話し合う

(6) リーダー養成学校の目的とは?
・自分の登山の力を高める
・「4級のルートを登れる」「モンブラン山頂を目指す」など、具体的な目標を持ちましょう。
・登山の普及、向上
・ハイキング、フリークライミングなど、多用な登山を認める
・人権を認める(自分のことだけ考えない、無益なシゴキなどはしない)
・事故防止につとめる
・自然保護に感心を持つ
・平和運動に感心を持つ(平和あってこその登山)

●●● クライミング用具の解説 ●●●

(1) ハーネス
−−−フリー、アルパイン、雪山など、用途別ハーネスの違いについて

(2) ヘルメット
−−−その必要性、装着するタイミングなど

(3) シューズ
−−−フリーとアルパインの用途別について

(4) グローブ
−−−適したものは?アルパインでの必要性について。

(5) カラビナ
−−−種類(環つき)、形状(オーバル、D型、変形D型、HMS型など)

(6) シュリンゲ
−−−適した長さ、種類(テープ、ロープ)、用途、作り方など

(7) 確保器
−−−アルパインの主流はルベルソ。その他、ATC、など

(8) 下降器
−−−エイト環の用途と注意事項。

(9) クイックドロー
−−−いわゆる「ヌンチャク」、フリー用、アルパイン用の違いなど

(10) ロープ(ザイル)
−−−シングル仕様とダブル仕様の区分