●机上学習12(深雪技術と雪崩対策)●

【日程】2005年2月21日(火)
【場所】横浜市・県民サポートセンター
【講師】
樺島 正道 氏(こだま山の会)

 日本の冬山の環境は多様で、日本海側の山域は水分を多く含んだ湿った重い雪、そして太平洋側の山域では水分の少ない乾燥したさらさらの雪が降り、それによって山中の行動で要求される技術も異なってきます。
 今回の講習では、深雪に要求される登山技術や雪崩に対する知識と対策、日本海側の豪雪山域だからこそ作成可能な「雪洞」技術などを学びました。

●●● 主な講習内容 ●●●

1. 「深雪」山域での行動技術

・ラッセル(つぼ足/ワカン/スノーシューを用いた)
・深雪でのバランス維持
・雪屁の観察とそれを避ける方法
など

2. 「深雪」山域で必要とされる装備

・ワカン/スノーシュー
・スコップ
・プローブ(ゾンデ棒)
・ビーコン
・タワシ
など

3.雪崩に対する知識と対策

・雪崩の脅威
・雪崩の種類
・雪の状態の解説(ざらめ雪、しまり雪、など)
・雪崩の成因(弱層とそれができる気象条件など)
・雪崩の調査(弱層テストなど)
・雪崩を回避する方法(気象、地形の観察、雪の状態の観察など)
・雪崩埋没者の探索(ビーコン+ゾンデ棒)
・ファーストエイド(簡易救助)

4. 深雪での生活技術、ビバーク技術

・テント生活(豪雪に埋まらないように)
・半雪洞の作り方
・雪洞の作り方(スノーソーの有効活用)
・雪洞生活での注意点
(空気穴の作成、スコップを必ず持参、など)


5.高層気象図を用いた冬山気象の解説

・高層天気図の見方
・天気図ごとの冬山の気象特徴
など


◆写真1◆
講義に耳を傾ける生徒たち


◆写真2◆
冬山で必要とされる装備が机上に並べられる


◆写真3◆
OHPを使用して雪崩の解説をする樺島講師



◆写真4◆
高層天気図を用いて冬山の気象を解説する

◆写真5◆
雪洞の作成方法について解説する樺島講師


◆写真6◆
3月の卒業自主山行に向けて
熱心にディスカッションを重ねる生徒たち

◆写真7◆
厳しい山行を完遂させるためには
十分な調査と事前準備が欠かせません
みなさんぜひ頑張ってください!