●机上学習3(読図)●

【日程】2005年6月11日(土)
【場所】横浜市・県民サポートセンター
【講師】
後藤真一(カモの会)

 一般登山での道迷い遭難が増えています。それを防ぐためには、現在位置の確認が欠かせません。
 また、岩登り、沢登り、そしてヤブ山まで、およそヴァリエーションルートと呼ばれる道無き道に分け入るアルパインクライマーにとっては云うまでもなく読図技術が必須でしょう。
 今回の座学では、国土地理院発行の1/25000地形図とコンパスを用いた読図技術について講習が行われました。

●●● 講習内容の概要 ●●●

1.地形図と読図の必要性
 (1) 計画段階の遭難防止
 (2) 山行中の遭難防止

2.計画段階における読図準備
 (1) 2万5千分の1地形図に磁北線を正確に書き込みます。
 (2) 「尾根」と「谷」、「ピーク」と「鞍部(コル)」を蛍光ペンなどで記入します。
 (3) B ルート上で地形的に顕著な箇所(現在位置が確認できそうな箇所)、迷い
やすそうな箇所、危険箇所、ビバークできそうな箇所を把握します。
 (4) コースタイムの目安を計算し、エアリアなどのガイドや過去の記録などと比較して、行動予定時間を計画します。

3.山で使う地図
 (1) 国土地理院発行の2万5千分の1地形図が基本
  → 大型書店、登山専門店などで購入
 (2) 出版社発行の地図(いわゆるエアリア)
  → 一般登山情報は豊富だが、細かい地形判断は難しい

4.地形図を読む
 (1) 地図上の記号
 (2) 尾根と谷の見分け
 (3) 等高線

5.シルバコンパスの使い方
 (1) SILVAコンパスの名称
 (2) 真北と磁北(偏差・西偏)
 (3) 磁北線の引き方
 (4) コンパス使用時の注意
 (5) コンパスの用途
 (6) コンパス使用の注意

6.登山中における道迷い防止と迷った時の対応
 (1) 現在位置の予測
 (2) 予測と違った場合


◆写真1◆
講義に耳を傾ける生徒たち

◆写真2◆
後藤講師から地形図とコンパスの説明

◆写真3◆
読図の準備をこれから行います

◆写真4◆
コンパスの使い方を確かめる

◆写真5◆
磁北線を引く準備

◆写真6◆
西偏角をプロットして磁北線を引く

◆写真7◆
熱心に地形図を凝視する生徒たち


◆写真8◆
地形図上に沢と尾根をプロットして立体的に